私たちの心は絶えず良いこと悪いこと、正しいこと間違っていること、完全さ不完全さという二元性の概念をあてはめて自分を裁き、闘っています。他人を裁き、自分を裁いている限り、私たちの心に深い静けさや平和はありません。また、私たちは自分の欲求を満たすために、他人を支配しようとしたり、利用しようとします。親子関係から社会生活にいたるまで、人間関係のあらゆるレベルにおいて不調和が存在しています。
私たちにはすべての人々とつながっているという感覚、愛で結ばれているという感覚がありません。孤立し、疎外されている状態にあるのです。この分離感こそが苦しみや災いの源です。
ワンネスの状態とはどのようなものでしょうか。
「私」という枠組みが消滅し、まわりとの分離感がなくなる状態、ひとつになる感覚です。目の前にいる人の意識、動植物の意識、その他あらゆるものの意識を体験します。ワンネスの状態に至る時、いのちといのちが共鳴し、無上の至福感に包まれます。今まで味わったことのないような至福と喜びと愛で満たされます。「私」という枠組みが壊れると、「私」という概念に付着していた苦しみが自然に消滅します。これが苦しみからの解放です。ワンネスは頭で理解できるものではなく、体験してはじめて腑におちるものなのです。
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